■開催概要
日時:2026年7月29日(水) 15:30~17:00
会場:工房集(埼玉県川口市木曽呂1445)
内容:第2回南関東・甲信ブロック会議にて、各都県の自治体の担当者より、
今年度注力する事業や課題などについて伺いました。
埼玉県からは官民連携について詳しく伺い、2つの支援センターとのミニ座談会も行いました。
■関連記事
事例報告・ミニ座談会「埼玉県での官民連携について」
https://skk-support.com/project/casereport2026_saitama/

■登壇者
和田宗矩(千葉県 環境生活部スポーツ・文化局文化振興課)
檜川美穂(東京都 福祉局 障害者施策推進部企画課)
深澤璃子(神奈川県 福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課)
二木鈴花(長野県 健康福祉部 障がい者支援課)
3年間事業での継続的な支援
昨年度から3年間事業として実施しています。事業としては、相談窓口の設置や人材育成、展覧会などの発表機会の創出、関係者のネットワークづくり、情報発信などに取り組んでいます。3年間の複数年事業にしたことで、事業者が変わることなく継続した支援が可能になり、前年度に出た課題についても、次年度の事業に反映しやすくなりました。
展覧会の出展者をはじめ事業の参加者には「次回も開催予定ですよ」と伝えることで安心して文化芸術活動に取り組んでいただけていると考えています。また、障害者施設にとっても、文化芸術活動を日常的に続けていだけるようになっており、事業への参加者・参加施設も増加傾向にあります。今後も「うみのもりの玉手箱」などの展覧会や人材育成、バリアフリー演劇などを通して、発表や交流の機会を広げていきたいと考えています。
(千葉県 環境生活部スポーツ・文化局文化振興課 和田宗矩)
障がいのある方の発表機会と社会参加
東京都では、障害者・障害児施策の計画に基づき、さまざまな事業を行っています。主なものとして、障害のある方とない方が一緒に楽しみ、交流する「ふれあいフェスティバル」、1986年から続く「東京都障害者総合美術展」、障害のある方やご家族を招いて生の音楽を楽しんでいただく「障害者のためのふれあいコンサート」、発表や交流の機会をつくる「つながる音楽会」などがあります。
また、支援センター事業では、権利保護等に関する相談支援や研修、ワークショップなどを実施しています。庁内の文化部門とも連携し、複数の部署で予算を確保する工夫も行っています。今後も、障害のある方が文化芸術を楽しみ、創作し、発表する機会を広げ、個性や能力の発揮と社会参加につなげていきたいと考えています。(東京都 福祉局 障害者施策推進部企画課 檜川美穂)
誰もが文化芸術を楽しむための環境づくり
神奈川県では、津久井やまゆり園事件をきっかけに策定された「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を大切にしながら、誰もが安心して暮らせる地域共生社会の実現に向けて取り組んでいます。その中で、文化芸術や余暇活動を誰もが楽しめる環境づくりを進めています。
具体的には、県立美術館や博物館、図書館などで、音声・文字・手話による解説、筆談、電子書籍、拡大読書器など、障害のある方が利用しやすい環境を整えています。また、支援センターによる相談支援やワークショップなどを通して、地域で文化芸術に参加できる機会も広げています。さらに「ともいきアートサポート事業」により、鑑賞・発表の機会を創出しています。今年度も横浜赤レンガ倉庫で「神奈川ともいきアート展」を開催する予定です。(神奈川県 福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課 深澤璃子)
これからの10年に向けた事業展開
今年度は、「ザワメキアート展」が10周年を迎えるため記念事業に注力しています。安曇野市美術館での展覧会に加え、県内4圏域でプレ展示を行う予定です。県政150周年の事業も重なり、アートパラリンピックながのやこれまでのザワメキアート展の一部作品を紹介する予定です。展覧会ではシンポジウムとパネルディスカッションも予定しています。また、県独自の「こどもの未来支援基金」を活用し、特別支援学校へアーティストを派遣する「ザワメきっずプロジェクト」も実施しています。また、本事業での支援センターの機能強化の予算や文化庁の文化芸術振興費補助金も活用し事業の充実を図っています。一方、人材の確保や安定した財源の確保が課題と考えています。これまでの成果を生かしながら、次の10年に向けて関係機関と連携して取り組んでいきます。(長野県 健康福祉部 障がい者支援課 二木鈴花)



