南関東・甲信ブロック合同企画展2023「カウンターポイント―それぞれの寄り添うかたち―」の関連企画として各センターの活動をご紹介します。
※この記事は2022年度に開催した展覧会でのレポート記事の続編です。
⇒前回の記事はこちらをご覧ください
地域との協働による発表機会の創出
金澤一摩 × ART(s)さいほく
展覧会への出展と人形劇の公演に向けて
2019年に特別支援学校高等部の教員から人形を制作している学生がいると情報を得て、作品調査のため学校を訪問し本人と出会う。同年に、主催の展覧会「アートセッションin本庄」の出展を依頼。2020年には主催の展覧会への出展と人形劇の公演を企画し、開催に向けて伴走を重ねる。同級生の協力も得た人形劇の公演は成功を収めた。2023年1月には東京芸術劇場で開催した南関東・甲信ブロック合同企画展に出展し、新作「ガイコツの一日」の舞台セットと人形、動画を展示。
南関東・甲信ブロック合同企画展の様子(2023年1月)
個展開催に向けて
合同企画展に訪れたスタッフの知人が作品に感銘を受け、自身が運営するギャラリーで個展を開催したいと相談を受ける。これまでの展覧会の記録や公演の様子を伝え、オーナーと企画を検討して金澤さんに提案した。展覧会の内容については金澤さんと協議し、南関東・甲信ブロック合同企画展で紹介した新作の舞台セットを中心に、これまでの制作した人形やコンテ、台本、ドローイングも展示した。
”Kanazawa Kazuma’s World”カナザワカズマの世界
パペット人形とイラストレーション展
会期:2023年4月9日 – 5月28日
会場:comeya gallery (埼玉県東松山市箭弓町1-14-10 吉田ビル1F)
個展での人形劇の公演
初めての個展開催に向け、展示、広報物の制作やSNSでの発信に加えて、期間中の運営にも「ART(s)さいほく」のスタッフが関わる。会期中は地域に暮らす子供から大人まで様々な来場があった。人形劇の実演に加えて念願だったテレビの取材も受け、大好きな芸人との交流も実現した。「ART(s)さいほく」のスタッフも人形操作や照明、音響のサポートに入り、人形劇は好評を博した。
■過去の記事
【埼玉県②】金澤一摩 × ART(s)さいほく(2023年1月13日掲載)