南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり
南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり

その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。
障害のある人の芸術文化活動の支援とさらなる普及を目指し、
南関東・甲信ブロック内の支援センターと共働により広域での活動を展開します。
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公募展の継続と幅広いサポートに向けて/ザワメキサポートセンター

南関東・甲信ブロック合同企画展「カウンターポイント―それぞれの寄り添うかたち―」の関連企画として各センターの活動をご紹介します。 (更新:2023年11月17日)


公募展の継続と幅広いサポートに向けて
ザワメキサポートセンター(長野県障がい者芸術文化活動支援センター)


作品の向こう側にある「モノガタリ」を見つめる

2016年から2019年まで長野県、長野県教育委員会、ザワメキアート展実行委員会主催で開催された公募展「ザワメキアート展~信州の障がいのある人の表現とアール・ブリュット~」では、応募の中から毎年20名を展覧会で紹介。実行委員等が作家の取材に行き、作品の背景にある制作の様子、本人の想い、家族や支援者との関係などをまとめ、それをもとに審査を行っていた。また、近年、「アール・ブリュット」として紹介されることが増え、一括りにされてしまいがちな「障がいのある人の表現」を改めて見つめ直し、展覧会を通じて一人ひとりの表現が、生きる力や幸福に繋がり、鑑賞する人を感化するアートとしての底力を持っていることを伝えている。
2021年には、過去4年の入選者80名の作品を一堂に会した作品展「ザワメキアート展2021 The Invisible Landscape 80人がつくる風景」を開催した。2022年以降は、これまでの「ザワメキアート展」のレガシーを継承しつつも新たな試みとして毎年様々な分野でご活躍のゲストキュレーターをお迎えし、それぞれの視点からザワメキアートの魅力を紹介している。
※生の芸術…1940年代にフランスの画家、ジャン・デュビュッフェにより提唱された考え方


審査会の様子(2019年)


展覧会の様子(2021年)


教育機関との連携

ザワメキアート展では教育機関への働きかけにより学生からの応募が増加。また、アーカイブ集制作時には学生の支援を行っている教員との座談会を実施した。2022年の支援センター設置後も障がいのある方の芸術文化活動への取組みを知ってもらうため作品やパネル展示をおこなう「ザワメキschoolキャラバン」を開催したり、障がいのある児童・生徒の支援をおこなう「ザワメきっずプロジェクト」も始動している。


ザワメキアート展の継続


展覧会の様子(2019年)

2022年に本事業の助成を受けて、支援センター「ザワメキサポートセンター」が設置された。ザワメキアート展の事務局を担っていた長野県社会福祉事業団が支援センターを運営し、ザワメキアート展を継続し、障がいのある方や、その支援をされる方への幅広いサポートを目指している。
ザワメキアート展を通して浮き彫りになった課題が多くある。アーティストの発掘、アート活動を行う支援者の育成やその土壌作り、作品の著作権や保管貸出など。関係各所とのネットワークを構築し、地道に課題解決に取り組んでいきたいと考えている。

ザワメキアート展 ホームページ
https://zawameki-art.com/