本展は障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)により、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、長野県、山梨県に設置されている障害者芸術文化活動支援センターの合同によるものです。10年にわたり活動を深めている支援センターから設立2年目の支援センターまで、地域性や継続年数は異なりますが、各センターはそれぞれの地域と人に寄り添い、ネットワークを構築しながら障害のある人の芸術文化活動を支援しています。
今年度の合同企画展では、昨年度に東京芸術劇場で実施した展覧会を踏襲し、一部に新たな作家を迎えます。「寄り添うかたち」をテーマに障害のある人の絵画、立体作品、演劇や人形劇などのジャンルを超えた多彩な表現をご紹介します。また、各センターと作家や施設、支援者との関係性にも触れることで、展覧会を通じて、地域における福祉、表現、支援の多様さとそれぞれの「寄り添うかたち」が重なり合います。暮らしの中から生み出された絵画作品に加えて、一人ひとりの体験をもとに構成された演劇、鳥瞰写真を再現した立体富士、独学で制作された人形とその舞台などの作品群から、表現することと生きることの密接なつながり、そして支援者との関わりによる各地での芸術文化活動の広がりと未来について考えます。
※カウンターポイント:複数の旋律を、それぞれの独立性を持つように作曲する技法
南関東・甲信ブロック合同企画展2023「カウンターポイント-それぞれの寄り添うかたち-」
会期:2023年11月29日(水)-12月3日(日) 10:00-17:00 ※最終入場16:30 入場無料
会場:埼玉県立近代美術館 一般展示室4(地下1階)
住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 (JR北浦和駅西口徒歩3分)
主催:南関東・甲信障害者アートサポートセンター、社会福祉法人みぬま福祉会
協力:東京アートサポートセンターRights(ライツ)、神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター、千葉アール・ブリュットセンターうみのもり、YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター、埼玉県障害者芸術文化活動支援センター アートセンター集、ART(s)さいほく、ザワメキサポートセンター(長野県障がい者芸術文化活動支援センター)、まあるい広場、OUTBACKアクターズスクール
助成:令和5年度障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
アドバイザー:中津川 浩章(美術家・アートディレクター)
◆◇同時開催◆◇
今年は3つの展覧会の同時開催です。
1.第14回埼玉県障害者アート企画展 会場:一般展示室1・2
2.アートミーティングatさいたま国際芸術祭 会場:一般展示室3
3.南関東・甲信ブロック合同企画展2023 会場:一般展示室4
埼玉県を中心に、1都6県の広範な地域における障害のある人の作品が埼玉県立近代美術館に集結します。
■出展作家
OUTBACKアクターズスクール
尾澤佑貴
笠原愁平
金澤一摩
小林健太郎
佐谷香
高橋朋之
都築渉
等々力モニカ
桝本吉隆
山本実
■関連イベント
パフォーマンス実演
日時:12月3日(日)14:00~
会場:一般展示室4
内容:OUTBACKアクターズスクールの演劇パフォーマンス、金澤一摩さんによる人形劇を実演します。
■関連企画
展覧会にあわせて、ホームページのProjectに活動レポート記事を追加します。
■動画配信
後日、展覧会の様子をYouTube「工房集チャンネル」で配信します。
■お問い合わせ
南関東・甲信障害者アートサポートセンター(社会福祉法人みぬま福祉会 工房集内)
℡:048-290-7355
E-mail:artcenter@kobo-syu.com
URL:https://skk-support.com