南関東・甲信ブロックの1都5県に設置されている障害者芸術文化活動支援センターをご紹介します。
本文は「南関東・甲信ブロック障害者芸術文化活動支援センターパンフレット」より転載しました。
当ウェブサイトにpdf版を公開しています。
写真:ワークショップ「えのぐと布を使ったドローイング」
子どもから大人まで多くの人が集う場
九十九里浜にほど近いJR上総一ノ宮駅から徒歩3分。住宅街にある千葉県障害者芸術文化活動支援センター うみのもり(以下、うみのもり)は造形教室「たまあーと創作工房」(株式会社いろだま)が運営しています。「うみのもり」には「多種多様な生き物を養い、海そのものの水質をも浄化する、海中の藻場のようでありたい」という想いを込め、子どもや大人、障害のある人も通う造形教室のノウハウを活かして表現を楽しむ場づくりに力を入れています。
2020年の開設以降、毎年行っている座学の講座や体験型のワークショップではさまざまなジャンルに触れることができます。またセンター設立当初から公募展「うみのもりの玉手箱」を開催。2024年からは、千葉県立美術館を会場に規模を拡大して実施しています。
写真(上):ワークショップでの創作風景
写真(下):展覧会では絵画、立体、詩、大漁旗などを紹介 撮影: 竹村浩輝
多様なジャンルのワークショップ
公開講座として誰でも参加できるワークショップを不定期に開催。絵画や音楽、身体表現、詩など多様な専門家をゲストに参加者それぞれの表現を引き出します。幅10mほどの布に絵を描いたり、歌や音をつくって即興で音楽を奏でたり。そこで生まれた作品は動画としてまとめ、例年開催する公募展「うみのもりの玉手箱」で発表しています。
写真:身体表現分野のワークショップ
表現の場をつくる人たちの育成
表現の場を支える人たちの育成に力を入れています。講座や展覧会には、植草学園大学の特別支援教育を学ぶ学生が運営に参加。また城西国際大学が主催した、千葉県内の5つの福祉施設に通う人たちによる展覧会では、うみのもりのスタッフが学生たちに企画や展示方法の助言や指導を行い、共催として参加しました。
写真:展覧会の設営も学びの場に
「大漁旗(たいりょうばた)をみなさんと一緒にふる人たち」になれればと思っています。「大漁旗」はよろこびを分かち合うときに海原から青空に舞わせます。「表現することは生きること」と大きな旗に記し、みなさんと進んでいける場をめざしています。

千葉県障害者芸術文化活動支援センター
うみのもり
運営団体:株式会社いろだま
〒299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮2553-8
TEL/ FAX:0475-36-7411
E-mail:info@uminomori.net
web:https://uminomori.net/
instagram:https://www.instagram.com/umino.mori_info/