南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり
南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり

その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。
障害のある人の芸術文化活動の支援とさらなる普及を目指し、
南関東・甲信ブロック内の支援センターと共働により広域での活動を展開します。
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ザワメキサポートセンター (長野県障がい者芸術文化活動支援センター)

南関東・甲信ブロックの1都5県に設置されている障害者芸術文化活動支援センターをご紹介します。
本文は「南関東・甲信ブロック障害者芸術文化活動支援センターパンフレット」より転載しました。
当ウェブサイトにpdf版を公開しています。



展覧会に向けて、ていねいな取材を重ねる


ザワザワするアートを共有する場に

2022年にスタートしたザワメキサポートセンター。この名称は2016年から開催されている作品展「ザワメキアート展」に由来しますが、これは作品展の実行委員会で「障害のある人の作品をみるとザワザワする」という発言から生まれた言葉です。本センターは「ザワメキアート展」の実行委員会事務局が機能を拡張したかたちで運営しています。
運営する社会福祉法人は、県内20事業所で障害福祉サービス事業、介護保険事業のほか、児童福祉施設、障害者スポーツセンターなどを運営。本センターも、障害のある人だけでなく、生きづらさを抱えた人たちにも焦点をあてて活動を広げています。また県内全域に活動を広げるため「ザワメキアート展」の開催を軸に、学校や商業施設での出張展示「ザワメキ・キャラバン」などさまざまな手法で作品を紹介しています。

写真(上):「ザワメキアート展2021」
写真(下): 学校での出張展示「ザワメキschool キャラバン」


作品の背景にある「モノガタリ」を伝える
「ザワメキアート展」では自宅や施設を取材し、制作の背景や想い、家族や支援者との関わりなどを含めた「モノガタリ」を作品展で紹介。鑑賞者に作品の魅力だけでなく福祉への理解や興味を持ってもらう機会を提供しています。取材と発表を通じて作家自身の自己肯定感の向上や支援者の「マナザシ」の変化も生まれています。


写真:作品の紹介文には支援者や家族のコメントも


多様な専門家とのネットワーク
ザワメキサポートセンターには、福祉関係者だけでなく学芸員、ギャラリストなどの美術関係者、公募を通じた教育関係者など多分野の専門家がアドバイザーとして参画しています。信州アーツカウンシルとも連携しながら事業を推進。作品展示や各種相談の対応、研修の企画立案などの際、各専門家の協力を得ています。


写真:展覧会に向けた打ち合わせ

  STAFF’S COMMENTS
Q. 支援センターを通じて、
どのような地域の未来を想像しますか?

長野県は障害のある人の芸術文化活動に力を注ぐ人や施設、団体が多く存在します。支援センターはその「点」で存在する力をつなぎ、網目のような大きな力となりネットワークが広がる未来を期待しています。
INFORMATION

ザワメキサポートセンター(長野県障がい者芸術文化活動支援センター)
運営団体:社会福祉法人長野県社会福祉事業団
〒381-0034 長野県長野市大字高田364-1(長野県社会福祉事業団 本部事務局内)
TEL:026-217-0022 FAX:026-228-0310
E-mail:art@nagano-swc.com
web:https://nagano-swc.com/art/