南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり
南関東・甲信ブロック合同企画展2023 撮影:鈴木広一郎
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁雲
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり

その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。
障害のある人の芸術文化活動の支援とさらなる普及を目指し、
南関東・甲信ブロック内の支援センターと共働により広域での活動を展開します。
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コバヤシカオル × ART(s)さいほく

南関東・甲信ブロック合同企画展「カウンターポイント―それぞれの寄り添うかたち―」の関連企画として各センターの活動をご紹介します。


表現を通じて関係性を育む
コバヤシカオル × ART(s)さいほく


一人ひとりの表現に「寄り添う」

カオルさんは「ART(s)さいほく」の運営団体である社会福祉法人昴の多機能型事業所(生活介護・就労B)に1997年より所属。当初は作品を自分の手元に置いておきたいという思いが強く、施設職員に制作の様子や作品を見られることに抵抗があった。発表に向けて試行錯誤を重ね、作品展に出展したところ、自身の絵の前で一時間近く立ち止まり嬉しそうに眺める姿があった。その次の日に大量の作品を紙袋につめ、「次は○○(という会場)でカオルの絵を飾ります」と職員に話しかけてきた。以来、作品を発表するということにも意欲的になる。職員にとっても本人の好きなこと、興味があることを探すことの大切さをあらためて感じ、テーマを一緒に考え提案するなどコミュニケーションが増え変化が生まれた。また、カオルさんの表現を通じ支援に大切な「まなざし」を学び育み、本人の意欲や表現の魅力をより引き出すことに繋がるよう試行錯誤を重ねている。

コバヤシカオルさんの制作風景


埼玉県障害者アート企画展の運営

2009年、埼玉県による埼玉県障害者アートフェスティバルの一環として、「障害のある方の表現活動状況調査」が始まる。その調査票をもとにした選考を経て、埼玉県障害者アート企画展が開催される。2016年からは埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±〇が主催となり、企画・運営を継続。ネットワークの西部地域の支部長を担う「ART(s)さいほく」も携わっている。

展覧会の様子(2017年)


「面白いコト、楽しいコト」に出会う
まちこうばGROOVIN’

2019年に東松山市に開設した通所施設。法人の利用者のアトリエに加えて、ギャラリーを併設している。
ギャラリーでは、定期的に所属作家や外部の作家を招聘した展覧会、ワークショップを開催するなど、アトリエの利用者だけでなく、訪れた人たちも「面白いコト、楽しいコト」を発見し交流できる場を目指している。
また、オリジナルグッズの制作と販売も行い、一人ひとりの表現の魅力を発信している。

外観


ギャラリースペース 「せきぐちなおこ たのしい布人形の世界」(2022年7月1日~8月31日)

Instagram https://www.instagram.com/groovin4597/