神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり
神奈川県障がい者芸術文化活動支援センター
アートセンター集 撮影:鈴木広一郎
東京アートサポートセンターRights(ライツ) 撮影:たかはしじゅんいち
YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター 写真:本杉郁
千葉アール・ブリュットセンター うみのもり

その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。
障害のある人の芸術文化活動の支援とさらなる普及を目指し、
南関東・甲信ブロック内の支援センターと共働により広域での活動を展開します。
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研修「地域・企業との連携」

SDGsでつながる地域・企業との協働
~クリエイティブな福祉を発信し、価値を高め合う~

■開催日:2021 年 12 月 14 日(火)14:00 ~ 16:00
■会場:オンライン
■参加者:14 名(ブロック内支援センター、県職員)


 

■講師

中尾文香(NPO 法人ディーセントワーク・ラボ代表理事)
博士(社会福祉学)。社会福祉士。2013年にNPO法人ディーセントワーク・ラボを設立し、福祉施設がつくる小物ブランドequalto(イクォルト)事業を実施。2017年より企業を対象とした障害者雇用に関するコンサル、社会課題、CSV、SDGsなどに関するコンサルをスタートした。

■内容
各支援センターが福祉施設や企業、自治体と連携していくなかで、欠かせない要素であるSDGs(持続可能な開発目標)について、福祉施設、企業、研究などの立場から障害者雇用をサポートするNPO法人ディーセントワーク・ラボの代表理事・中尾文香氏に話を伺いました。

障害者雇用を支援するため、NPO 法人ディーセントワーク・ラボを2013 年に設立した中尾文香氏。SDGs の17 の目標など基本情報と併せて、支援センターとして地域や企業とどのような形で協働することができるかを具体的な事例(右頁写真)を交えて話されました。「誰一人取り残さない」という理念を掲げるSDGs では、途上国だけでなく先進国でも自分たちの目標を設定することができるため、より多くの人が社会課題を「自分ごと」として捉えることができるようになった、と話されました。特にウィズコロナ、アフターコロナにおいて、企業は人々に選んでもらう時代になるでしょう。企業の経済活動だけでなく社会課題への考えを発信する方法として、福祉を重視する傾向はさらに強まると予想されるため、障害者福祉の分野においてもSDGs はチャンスだということです。

福祉事業と民間企業の協業におけるSDGsの難しさとしては、利益に対する考え方や最終的に目指す目標や成果の違い、結果を出すまでのスピード感、プロセスの違いなどが挙げられました。しかしこのような考え方の違いがあっても、話し合いの場で丁寧に双方の状況や優先させたいものを伝え合い、実践しながら試行錯誤することで、福祉事業と企業が一緒に発展していくことができる、との提案がありました。「福祉事業ならでは」をいかし、活動そのものに価値があることを、企業とともに再確認すること。さらに、これまでの「当たり前」が改めて見直されるこのコロナ禍の状況において、クリエイティブな福祉を発信していくことの意義が語られました。


小物は【コンサルティング】アクセンチュア×【デザインプロデュース】アッシュコンセプト×【障害者就労支援】ディーセントワーク・ラボ、三者の協業による商品開発プロジェクト。お菓子は、パティシエとのコラボプロジェクト。


【他法人の事例紹介】障害のある方が描いた絵を、学生がフォントやパターン(商業デザイン)にするプロジェクト「シブヤフォント」。デザイナーとコラボレーションすることで、汎用性のあるものになり一般の人も使いやすい。


沖縄の耕作放棄地を活用しバニラを栽培。大手菓子店等の協力により開墾がスタートした土地で、現地の障害者雇用が実現した。大手菓子店はその他、品質追求や販売経路にも協力してくれている。

<参加者からのコメント>

・デザインは自分たちで苦しむのではなく専門家に任せる、我々は福祉の力を存分に発揮する、費用は資金力のあるところとつながる。そのようにみんなでやっていくことが大事なのだと思いました。

・さまざまなところとつながることの大切さを感じましたが、ではどこで出会えるのかが今後の課題。どうやって出会い、つないでいくのか。そのためにも実績を増やす必要があると思いました。